パリ旅行に行ってきました

色々と一段落付いたのもあって、先週お休みを頂いてパリに行ってきました。
ただの旅行でしたが、今後に向けて色々なところを周ってきました(^^)

オペラ座とバスティーユは何度か行ったので
今回はシャトレ座、サル・プレイエル、シャンゼリゼ劇場に行ってみました。
初日にはシャトレ座で、ロッシーニの初期のオペラ「試金石」を観ました。
ほとんど上演されない演目ですが、唯一シャトレ座でのこの公演が
DVDにもなって発売されています。（今のところ日本語訳のものは無いようですが）
演出の評判が高いので、とても楽しみにしていました。

いざ観てみると、パネルが舞台上に掛かっていて
ドールハウスのような箱庭みたいなものを特殊なカメラで映し出し
その前に登場人物が映し出されるという、本当に斬新な演出でした！
箱庭は20個くらい出てきて、色々な工夫が凝らされており驚きました。
出演者も様々な制約がある中で、動きを覚えるのは大変なことだろうと思います。
こういった演出で見ると、ロッシーニ初期の滅多に上演されないこのオペラも
代表作の「セヴィリアの理髪師」くらいに面白く観ることができました。
演出の力は本当に大きいですね～


ロマン派時代におけるパリのサロンについて興味があったので
今回はその雰囲気を残しているところを周ってみました。
ジョルジュ・サンドゆかりの品々が陳列されている「ロマン派美術館」や
19世紀の裕福な銀行家の邸宅である「ジャックマール＝アンドレ美術館」などです。
サンドの描いた絵や、代々伝わる宝飾品などを見ると
ショパンの恋人が、いかに教養があり、またよい家柄の人だったかが伝わってきました。
お馴染みショパンの左手の石膏と、サンドの右手↓


あとは作曲家のお墓にもぜひ行っておきたかったので
いろいろ周りました。
ペール・ラシェーズ、パッシー、モンマルトルの墓地を巡って
ショパンを始め、ドビュッシー、フォーレ、ビゼー、ロッシーニらのお墓にお参りしてきました。
特に場所の地図などは現地に行っても販売していないので
墓地に掲げてある看板のような地図だけが頼りです。
カメラに撮影して、それぞれどこに誰のお墓があるのか確認しながら行きました。

ペール・ラシェーズは圧倒的な広さを誇り
逆に道も太く、通りの名前がしっかり表示されているので
見つけるのはそんなに大変ではなかったです。ただ広いので、周るのも一苦労です。

地図の隣にあるのが名前のリストで、それぞれ場所を番号で表しています。
ここには100人以上の有名人が載っています。


1番印象に残っているのはパッシー墓地で、通りの名前が表示されていないのと
1つ1つのお墓が密集しているので、何度探しても分からず
お参りにいらっしゃっていたフランス人の方々4人に聞きましたが
知っている方はいらっしゃいませんでした。
1時間くらい掛かってドビュッシーとフォーレを見つけたときは嬉しかったです。
ここにはマネのお墓もありました♪


ラヴェルが住んでいたところが記念館になっていて
そこにも行ったので、次回に載せたいと思います☆