Mai Classicmusic Seminar新春コンサートのお知らせ

2014年最初のコンサートは、Mai Classicmusic Seminar第7回のレクチャーコンサートです。
5回6回でロマン派音楽をレクチャーしてきて
7回はそのロマン派音楽によるコンサートです。
もちろん今回だけの受講も可能ですし、コンサートはレクチャー付きなので
このコンサートだけでも、十分楽しんでいただけます!

ロマン派と言えば、歌曲（声楽+ピアノ）は欠かせないと思い
ソプラノの大西恵代さんにゲスト出演して頂き
色々な聴き比べができるプログラムを組みました♪

まずは、この作品を持ってリートが誕生したと言われる
シューベルトの「糸を紡ぐグレートヒェン」を聞いて頂きます。
さらに、シューベルトから誰もが知っている「鱒」を。
（これもオリジナルは歌曲です）
次に色々な「ヴェネツィアのゴンドラの歌」を聴き比べて頂きます。
まずはメンデルスゾーンのピアノ曲、続いて歌曲2曲を。
歌曲は同じ詩にメンデルスゾーンとシューマンが全く違う曲を付けているのが注目です!
メンデルスゾーンの同名のピアノ曲と歌曲も、どこか共通点があって
私としてはとても興味深く思っています。
そしてリストの「愛の夢」を、ピアノ曲とオリジナルの歌曲で聴き比べて頂きます。
これもピアノ曲はとても有名ですが、オジリナルが歌曲であることは案外知られていません。
2曲の違いと共通点を聴き比べると、とても面白いと思います。
最後にリストの「エステ荘の噴水」も聞いて頂きます。

今日、当日配布する資料を作成し終わったのですが
これを見て頂くと、作曲家が元の詩に何を足し、何を削ったのか一目瞭然です。
歌曲は、詩人がすでに詩として完成させたものに音楽を付けます。
どんな詩を選択するかも作曲家の個性ですが
その詩に音楽を付けるにあたり、何を変更しもしくは変更しないか
またどのような変更をするか、にも作曲家の個性が出ます。
そういった目（耳?）で歌曲を聞いて頂ければと思っています。

お時間のある方は、ぜひお越し下さい(^o^)


Mai Classicmusic Seminar第7回　コンサート
日時：1月12日（日）　開場13時、開演13時半
会場：代官山ヒルサイドテラス・バンケット
プログラム
シューベルト：歌曲「糸をつむぐグレートヒェン」D118
シューベルト：歌曲「鱒」D550
メンデルスゾーン：無言歌集Op30より「ヴェネツィアのゴンドラの歌」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ・ソロ）
メンデルスゾーン：歌曲集「6つの歌」Op57より
　　　　　　　　　　　　「ヴェネツィアのゴンドラの歌」
シューマン：歌曲集「ミルテの花」Op25より「ヴェネツィアの歌Ⅱ」
リスト：歌曲「おお愛せよ、お前が愛しうる限り」S298
リスト：「愛の夢」第3番（ピアノ・ソロ）
リスト：《巡礼の年》第3年より「エステ荘の噴水」（ピアノ・ソロ）

1回受講料（テキスト代込）：新春特別価格4200円
お問い合わせ：R&A　070-6426-2882　maiclassicsemi@yahoo.co.jp